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2024.07.16
真珠の評価のポイント

真珠の評価のポイント

あこや真珠に代表される海水真珠は基本1つの貝から1個しか採れません。

個性豊かな母貝の特徴をそのまま受け継ぐので、二つとして同じものはできないのです。

では、その真珠の評価はどのように決まるのでしょうか?

本日はそのポイントを簡単にお伝えいたします。

ダイヤモンドなどと違い、明確な数値などの判断基準のない真珠は、職人の目によって選別されています。

ポイントは ☆てり(光沢) ☆真珠層の厚み サイズ 形 色 ☆表面のキズ ☆調和性

その中で最も大切なのが「てり」と言われる、輝きです。

1)てり(光沢)

真珠は比類のない自然な光沢を持っています。光沢は真珠の品質を判断する重要な基準の一つであり、真珠の魂であり価値です

がはっきりと映る真珠ほど光沢が良いとされます。一般に、テリの良い真珠には、美しくカラフルな干渉色が見られることが多いです。

2)真珠層の厚み

真珠の輝きの源は、滑らかで繊細な真珠層です。時間の経過とともに真珠の核を覆う真珠層(数千層)が厚く、真珠層の数が多く、よりしっかりと整然と包まれているほど、真珠は時の試練に耐え、美しさを維持できます

3)サイズ

の基準が同じ場合、真珠が大きいほど養殖に時間がかかります。生産が難しく、数が少ないため、より価値が高くなります。アコヤ真珠の直径は910mm以上と限界に近いサイズです。

4)形

一般的に真珠は真円に近いほど価値が高くなります。しずく型の真珠は顔の形にとてもよく似合いますが、完全なしずく型の真珠は比較的希少です。バロックパールも、その独特の魅力で人気があります。

5)色

真珠の好みの色は人それぞれ異なるため、単純に色だけで真珠を評価することはできません。ぜひお好きな色、自分に合った色を選んでください。一般的に、虹色の干渉色(主にピンクやブルーグリーン)を持つ真珠は価値が高く、価格も比較的高価です。

6)表面のキズ

真珠は生きた貝から生まれるものであり、完全に無傷の真珠は基本的に存在しません。傷の大きさ、数、位置は真珠の価値と品質に影響を与える可能性がありますが、枠のデザインによって目立たなく配置することできますので、あまり気にしない方が良いかと思います。

7)調和性

複数の真珠で構成されるパールネックレスなどのジュエリーでは、それぞれの真珠の評価や、全体の色やサイズのバランス(調和性)も真珠の価値を判断する重要な基準となります。大変高度な職人技が必要です。

選別された真珠は、水揚げ総量のたった28%が宝石として皆様の元へ届けられます。養殖とは言え、貝という生物が作り出すため、偶然性が大きく影響します。それだけ貴重な生きた宝石、「真珠」。

上記のような評価のポイントを知っていただくことで、真珠を見てみるのが少し楽しみになりますね。TPOやお好み、ご予算に合わせ、スタッフが丁寧にご提案致しますので、店舗ではもちろん、お電話やメールでもご遠慮なくご相談くださいませ。

心よりお待ち申し上げております。

 

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