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2022.12.16
真珠についてのアレコレ。ちょっと深掘りしてみます☆ ~南洋真珠について~
真珠についてのアレコレ。今回は「南洋真珠」について深堀りします。
南洋真珠とはオーストラリアやインドネシアなど、暖かい南洋で養殖されている「白蝶貝」を母貝とした真珠であり、白蝶真珠とも呼ばれています。
白蝶貝にはオーストラリア産に多く見られる「シルバーリップ種」、インドネシア産に多いといわれる「ゴールドリップ種」の2種があります。
シルバーリップ種 |
ゴールドリップ種 |
真珠の色も母貝の種類に応じて真珠層の周縁部の色が異なり、シルバーリップ種からはホワイトカラーやシルバーカラー、ゴールドリップ種からはゴールデンカラーの真珠が採れます。
シルバーリップ種から採れるホワイトパール |
ゴールドリップ種から採れるゴールデンパール |
白蝶貝は最大で体調30cmにも及ぶため、20mmに近い大粒の真珠が採れることもあります。暖かい海で育つため、真珠層の成長が速く、巻きが厚いのが特徴です。
形のバリエーションが豊富なことも、南洋真珠の魅力です。左右対称の美しいドロップ系のものは、希少価値が高く、評価も高くなりますが、近年では個性豊かな形をもつバロックやケシも人気を集めています。
白蝶真珠と同じく暖かい海で養殖されている黒蝶真珠も南洋真珠と呼ばれることがあります。
黒蝶真珠とは主に、タヒチ、クック諸島、フィジー島、オーストラリアなど熱帯から亜熱帯の赤道付近の南太平洋海域で養殖されている「黒蝶貝」を母貝とする真珠であり、黒蝶真珠の生産量の約95%がタヒチで採れるため、タヒチ真珠とも呼ばれています。
黒蝶貝には赤、緑、黄色系の3種の色素があり、その配合によってブラック系、グリーンブラック系、レッドブラック系などに分かれます。淡いグレーから漆黒までをベースに、グリーン、レッド、ブルー、ブラウンなど様々な色味を帯びたものがあり、なかでも 「ピーコックグリーン」と呼ばれる、クジャクの羽根のように、深いグリーンに赤系の反射のある色目をしたものは評価が高くなります。
黒蝶貝は全長10~15㎝ほどの大きさに成長し、採れる真珠のサイズは7mm~18mmと日常に着け易いサイズから、華やかに着けられる大粒なものまであります。
黒蝶真珠は真珠貝の中でも特に活動的な方で、貝の中で真珠が回転してサークルを巻いた真珠や、個性的な形をしたバロック型、しずく型をしたドロップなど様々な形になりやすい真珠なのも特徴です。
当店でも多くの白蝶真珠、黒蝶真珠の商品を取り扱っております。
ご来店の際はぜひ直接お手に取って頂き。、その美しい輝きを直接ご覧ください。